令和6年度活動方針
~大人がやらねば誰がやる~
本年度の教育行政においては、令和8年度に中学校部活動を地域クラブ活動に移行することに向けて、いよいよ具体的な検討が行われます。また、伊丹市内の学校教育活動においては、不登校、いじめの問題等、子どもの健全な育成に関することから、先生方の確保や職場環境の整備など、充実した教育活動の実現に関することまで多数の課題が存在しています。私たちPTAにおいても、任意団体であることや個人情報保護等を理由に何かを実行するにしても、あれをすれば批判を受けるのではないか、リスクがあるのではないか、多様性の時代に保護者にとって過大な負担になるのではないかなど、できない理由をまず考えてしまいがちです。
ところで、私たちは、保護者として、子どもたちにどんな大人に育ってほしいでしょうか。きっとそれは、「地域のため、社会のため、自分以外の誰かのためにリスクを恐れず積極的に粘り強くチャレンジできる人間」に育ってほしいと思うのではないでしょうか。また、「異なる意見を持った人に対して理解する柔軟で優しい心を持った人間」になってほしいと思うのではないでしょうか。
子どもたちの明るい豊かな未来のために、まずは私たち大人が率先して、学校、行政、地域団体と連携し、リスクや批判を恐れず、教育活動に対する建設的な話し合いを通じた未来志向の活動を積極果敢に行わなければなりません。また、学校や行政においては、先例や慣習に縛られることなく、教育や各家庭の実情を踏まえた前向きで柔軟な対応を検討いただくことが重要です。
昨今、「PTAなんて必要ないのではないか」、「時代錯誤ではないか」というPTA不要論も耳にします。しかしながら、PTAだからこそ、保護者と学校と行政が連携し、そのスケールメリットを活かして、チームとして活動することで、子どもの教育活動に対して前向きで大きな変化をもたらすことができるのであり、今の時代にあったPTA活動を続けていく必要があると確信しています。
本年度、我々の姿を見て、子どもたちが成長してくれる、そんな活動を行っていけるよう、未来に向けて臆することなくチャレンジする所存です。「できない理由より、できる方法を考える」、より良いPTA活動を共に創りましょう。
伊丹市PTA連合会 会長 藤原 正人
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